【2021年最新版】5つの人気ウェビナーツールを徹底比較!重要な3つの選定ポイントとは?
ウェビナーを開催する際の大きな課題と解決策
新型コロナウイルス感染症により、テレワークや在宅ワークが馴染んできました。
このような社会情勢の中で、ウェビナーのニーズは高まりつつあります。
実際に総務省が Zoom を使ったウェビナーを開催しています。
※テレワーク導入のためのサイバーセキュリティ~オンラインセミナーを開催~
ウェビナーは場所を問わずに開催でき、多くの人々へ同時に情報を届けられます。
さらに録画機能を使えば再配信も可能なため、アーカイブデータを自社の情報資産として保管することができます。
しかし、いざウェビナーを開催しようと思っても、以下のような課題をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
■どのツールを選べばいいのかわからない。
■そもそもウェビナーのメリットってなに?
■全くわからない人でも始められるの?
ウェビナーは便利なビジネスツールですが、ツール選定を間違えた場合は期待する効果を得られない可能性もあります。
そこで本記事では、5つの人気ウェビナーツールを徹底比較するとともに、重要な3つの選定ポイントも解説していきます。
誰でも理解できるように簡潔に記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
ウェビナーとは?
そもそもウェビナーとは、Web(ウェブ)とSeminar(セミナー)を組み合わせて作られた造語です。
「オンラインセミナー」や「Webセミナー」とも呼ばれています。
これまでのセミナーと比べると、アプローチできるターゲットの多さや、コスト面におけるメリットが大きいことから、ニーズが増えてきています。
ウェビナーの配信方法としては、以下の2種類が挙げられます。
●リアルタイム配信(ライブ配信)
●録画配信
リアルタイム配信は、設定した時間通りにセミナーを配信する方法です。
録画配信は、すでに録画されたセミナー動画を配信する方法です。
ウェビナーと勘違いされやすいものとして、Web会議システムがあります。
ウェビナーはオンライン上で行うセミナーのために作られたものです。
一方Web会議システムは、その名の通り「会議」をするために作られたものになります。
それぞれ目的が異なるツールであるため、搭載している機能にも違いがあります。
例えば、ウェビナーには参加者の強制ミュート機能が存在します。
基本的に主催者、登壇者が参加者に向けて情報を発信します。
話している中で、余計な音声が入らないようにするため、参加者をミュートにしておく必要があります。
しかしWeb会議の場合、目的がミーティングであるため、参加者のミュート機能はありません。
ウェビナーにおける3つのメリット
従来のオフラインにおけるセミナーと比較した場合、ウェビナーには以下の3つのメリットがあります。
1.開催費を削減できる
2.多くの人にアプローチできる
3.コンテンツをわかりやすく発信できる
1.開催費を削減できる
1つ目は開催費を抑えられることです。
これまでのセミナーでは、主催者には以下のようなコストが必須でした。
●会場費
●交通費
●宿泊費
●人件費
しかしオンラインで行うウェビナーでは、上記の費用はほとんど発生しません。
インターネット環境とデバイスさえあれば、発信可能だからです。
基本的に会場を押さえる必要はなく、移動もありません。
場所を移さないということは、当然宿泊費なども不要です。
設備環境も必要最低限で開催できるので、人件費も抑えられます。
これらは主催者にとって大きなメリットと言えます。
また、主催者に限らず参加者にとっても、コスト削減につながります。
参加者も同じく、会場へ向かう必要がないので、交通費や宿泊費などはかかりません。
2.多くの人にアプローチできる
多くの人にアプローチできることも、ウェビナーの大きなメリットです。
アプローチできる範囲は国内に限りません。
インターネット環境がある場所であれば、どこでも発信、参加可能です。
従来のオフラインセミナーであれば、場所を固定し、会場における収容人数も限られていました。
しかし終始オンライン上で行われるウェビナーであれば、場所に囚われず多くの人にアプローチできます。
YouTubeライブやFacebookライブと連携させることで、ウェビナーの参加者以外の外部へのアプローチもできます。
このような外部サービスとの連携は、ウェビナーツールによって実現可否が異なります。
マーケティングでは、リード(見込み客)の獲得に注力することが多いです。
ウェビナーの場合、発信するコンテンツはリード以外のターゲット層にも届けられます。
3.コンテンツをわかりやすく発信できる
ウェビナーにおける最後のメリットは、コンテンツをわかりやすく発信できることです。
用意した資料を配布したり、スクリーンで映し出すことが、これまでのセミナーの定石でした。
しかし、従来の手法では以下のような課題がありました。
●スクリーンに映し出される資料はどうにも見にくい
●操作しにくく、不便に感じることがある
●参加者が見てほしい箇所を見ているのかわからない
コンテンツを自身のデバイスで視聴するウェビナーの場合、見にくさを感じることはありません。
操作性に関しても、主催者自身が選んだツールであれば、不便に感じることも少なくなります。
参加者が見ている画面は、主催者が管理している画面なので、参加者を置いてけぼりにすることはありません。
ウェビナーのデメリット
残念ながらウェビナーにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
具体的には、以下の通りです。
1.話し手によって悪印象になり得る
2.配信環境による不具合が生じる
3.参加者が離脱しやすい
1.話し手によって悪印象になり得る
1つ目のデメリットは、ウェビナーは会場の空気感や、参加者のリアクションを読み取りにくいため、余計に話し手によって悪印象になり得ることです。
従来のセミナーも然りですが、主催者、登壇者によって開催したウェビナー自体が悪印象になり得ます。
ウェビナーはコンテンツを活用しつつもセミナーであるため、話し手によって良くも悪くも変わります。
どれほど良質なコンテンツを発信していても、話がわかりにくかったり、聞き取りづらければ、参加者からの印象は悪くなってしまいます。
しかし話し手によっては、ウェビナー自体が良質なコンテンツとして、財産になることも考えられます。
開催したウェビナーが反響を呼べば、それ自体を1つのコンテンツとして販売したり、実績としても活用できます。
オフラインでも、オンラインでもセミナーにおいては、話し手が重要ということです。
2.配信環境による不具合が生じる
ウェビナーは配信環境によって不具合が生じてしまいます。
ウェビナーは場所を問わず、低コストで開催できますが、必須条件としてインターネット環境があります。
インターネット環境が悪ければ、途中で映像や音声が途切れてしまいます。
配信が途切れてしまうと、理解しにくいセミナーとなり、参加者からの評価も下がります。
そもそも発信したい情報をきちんと伝えられない可能性もあります。
また配信環境にはインターネット環境に限らず、設備機材も含まれます。
マイクの調子がおかしかったり、離れた登壇者とうまく連携取れなかった場合も、ウェビナーにおいては悪影響です。
事前の環境確認、リハーサルなどをしておくことで、上記のトラブルを避けられます。
3.参加者が離脱しやすい
最後のデメリットは、参加者がウェビナーを簡単に離脱してしまうことです。
参加者が簡単に参加できるウェビナーですが、反対に離脱することも容易にできてしまうのです。
オフラインにおけるセミナーでは、セミナー途中で会場を後にする人はそれほどいませんでした。
しかしデバイスの操作1つで離脱できるウェビナーでは、離脱率が高いです。
配信環境によるトラブルや、下手な進行をしてしまうことなども、参加者の離脱につながります。
できるだけ参加者を離脱させないためには、事前にトラブルを防ぐことです。
そして参加者を魅了するウェビナーを開催することです。
参加者を魅了するためには、ウェビナー上で参加者が知りたいことを発信していることが重要です。
つまり、参加者のニーズに応えたコンテンツであることが大切です。
ウェビナーツールの比較検討における3つのポイント
ウェビナーツールの比較検討におけるポイントは、以下の3つです。
1.目的の明確化
2.ツールの機能要件
3.参加者目線での操作性
1.目的の明確化
1つ目は目的の明確化です。
つまり、自社がウェビナーを活用する目的やゴールを明確にすることです。
具体的な目標や基準を設定しておけば、ウェビナーツールを選ぶ際に迷わなくなります。
詳細な基準は「6W2H」を決めておけばわかりやすいです。
●why(なぜ):なぜそのウェビナーを開催するのか?
●who(誰が):主催者、登壇者は誰なのか?
●whom(誰に):ターゲットはどのような人か?
●what(何を):必要なコンテンツはどのようなものか?
●when(いつ):開催すべき日時はいつか?
●where(どこで):開催するウェビナーに適した場所はどこか?
●how(どのように):参加者が魅了される進め方は?
●how much(どれだけ):どれくらいのコストがかかるのか?
2.ツールの機能要件
ツールの機能要件もウェビナーツール選定において重要です。
そもそもどのような機能が必要なのかを理解していなければ、確認できません。
そのためにはまず、ウェビナーで発信するコンテンツを最大限活かすために、どのような機能が必要なのか考えてみましょう。
例えば、映像にこだわったウェビナーを開催したいのであれば、高画質なウェビナーを開催できるツールが必要です。
対して、参加者とのコミュニケーションにフォーカスしたい場合、双方向のコミュニケーションが可能なツールを選ぶ必要があります。
高品質なウェビナーを配信したい場合、相応のネット環境、設備環境が必要となります。
これらの環境を求めて、時には外部会場を利用することもあるでしょう。
開催頻度や開催場所を考慮することでも、必要な機能が見えてきます。
3.参加者目線での操作性
参加者目線での操作性は、集客面で非常に重要です。
そもそも人は楽をしたい生き物だからです。
参加するまでのプロセスが「面倒だ」などと感じると、参加する可能性が下がってしまいます。
できるだけ手間のかからない操作性を意識して、選定しましょう。
わざわざアプリのダウンロードや、会員登録が必要なツールは避ける方が賢明です。
仮に参加する意思があったとしても、ウェビナー当日にログインの仕方がわからなければ、問い合わせが殺到する危険性もあります。
定期的に既存顧客に対して行う場合は、それほど重要視する必要はありません。
しかしターゲットが新規顧客であったり、見込み客である場合は、注意したいポイントです。
ウェビナーにおいて効果的なアプローチを見込めても、入り口で逃してしまうかもしれません。
5つの人気ウェビナーツール徹底比較!【一覧表付】
料金(月額) | 最大参加可能人数 | 無料プラン | 注意点 | |
---|---|---|---|---|
Zoom | 7,400円〜 | 10,000人 | デモあり | Web会議と勘違いされやすい |
Cisco Webex Events | 0円〜 | 3,000人 | あり | 無料プランはお試し版のようなもの |
V-CUBE | 要問い合わせ | 10,000人 | あり | 料金は問い合わせが必要 |
コクリポ | 0円〜 | 300人 | あり | 大規模なウェビナーには不向き |
Vimeo | 7,500円 | 無制限 | なし | ウェビナー配信に対するサポートがない |
最大1万人まで参加可能!「Zoom」
Zoomと言えば「Zoom飲み」などで流行したweb会議機能をイメージする方が多いと思いますが、実はZoomにもウェビナー機能が搭載されています。
最大参加可能人数は10,000人。
拡張機能を使えばYouTubeライブ、Facebookライブなどと連携し、外部へのアプローチも可能です。
Zoomにおける最大のメリットは、その知名度です。
誰もが知っている有名なサービスであるため、ウェビナーへの参加ハードルを下げることができます。
Zoom公式サイト
プロモーション効果を向上!「Cisco Webex Events」
ウェビナーでは資料として、スライドを使うことが多いです。
しかし、それだけでは参加者の印象に残りにくいです。
Cisco Webex Eventsではプロモーション効果を向上させるために、インパクトのあるウェビナーを開催できます。
カスタマイズ可能な招待メールやランディングページを用いることで、差別化を図れます。
機能面では、ビデオ会議・画面共有・Q&A・投票機能・チャットなどがあり、参加者とのコミュニケーションも取りやすいです。
ウェビナーは主催者から参加者への一方的な発信になりがちですが、Cisco Webex Events を使うことで、双方向型のコミュニケーションを実現可能です。
その結果として、参加者の満足度向上に繋がり、ウェビナーの効果を最大化できます。
Cisco Webex Events公式サイト
やりたいウェビナーを実現!「V-CUBE」
V-CUBEでは、効果的な演出やバリエーション豊富な画面構成で、イメージに沿ったやりたいウェビナーを実現できます。
ウェビナーにおいて「どうやったら参加者を魅了できるか?」と悩んでいる人に向いています。
年間配信5,000件という確かな実績を持ち、トータル的なサポートを受けることが可能です。
ウェビナーを配信するための専用スタジオも完備しています。
配信形式はライブ配信に限らず、オンデマンド配信も可能で「追っかけ再生」や「視聴ログ」などの機能も付いており、ウェビナー分析にも長けています。
※オンデマンド配信:事前にセミナー動画をアップロードしておくことで、視聴者が好きな場所、好きな時間に視聴できる配信形式
V-CUBE公式サイト
初めてのウェビナーでも安心!「コクリポ」
コクリポはウェビナー初心者にとって使いやすいツールです。
「初めてのウェビナーでも絶対失敗しない準備とは?」というウェビナーに無料で参加できます。
さらに初月の無料個別相談が可能となっています。
コクリポの最大の特徴は豊富なサポートです。
以下に挙げた様々なサポートが用意されているため、初心者だけでなく本格的にウェビナーを活用したい方でも安心して利用できます。
お客様ごとの担当サポートスタッフによるスピーディなメールサポート
遠隔サポートサービス
ウェビナーレポートサービス
現地サポートサービス
「ウェビナー自体が初めてで、イマイチやり方がわからない!」という人は、無料で問い合わせてみましょう。
コクリポ公式サイト
視聴者数に限度なし!「Vimeo」
Vimeoは本来、YouTubeと同様の動画投稿プラットフォームです。
しかしVimeoでもウェビナー開催できます。
Vimeoの最大のメリットは、視聴者(参加者)の数に制限がないことです。
また、一度配信したウェビナー動画を、そのまま「動画をコンテンツ」として販売することもできます。
YouTubeと比較した場合、Vimeoはウェビナー機能が充実しています。
YouTubeであれば、視聴者とのコミュニケーションがほぼ一方通行です。
視聴者からの意見を知りたくても、機能は評価機能とコメントのです。
一方Vimeoは、「Live Q&A、グラフィック、アンケート投票機能」のなどの機能が搭載されています。
注意点はウェビナー配信ができるプランは、プレミアムプランのみという点です。
しかし、その料金も月額7,500円と安価な設定になっています。
vimeoオフィシャルサイト
ウェビナー活用における4つの成功事例
ウェビナー活用における、以下の4つの成功事例をご紹介します。
1.求人の集客が大幅にアップした人材会社
2.録画機能を用いてグローバル展開したメーカー
3.約90%の人から高評価を得たコミュニティサイト
4.スタッフ教育が容易になった飲食業界
1.求人の集客が大幅にアップした人材会社
求人の集客が大幅にアップした人材会社では、元々説明会や社内の勉強会にかかるコストや時間の課題がありました。
ウェビナーを導入することで、交通費や会場費などのコストだけでなく、準備や片付けなどの時間的コストも削減に成功しました。
さらに1つのコンテンツを複数のウェビナーでリサイクルすることで、アプローチ数が向上し、結果的に集客数がアップしました。
2.録画機能を用いてグローバル展開したメーカー
録画機能を用いてグローバル展開したメーカーは、ウェビナーを検討する際に以下のような不安を抱えていました。
●少ない社員数でもウェビナーを開催できるのか
●グローバル化を検討する中で、時差によるサポート品質の低下
しかしウェビナーを導入した後、月に一回定期的にウェビナーを開催し、それを全て録画しました。
結果、録画したウェビナーは一種のライブラリーとして活用することができ、2つの不安要素を解消できました。
3.約90%の人から高評価を得たコミュニティサイト
約90%の人から高評価を得たコミュニティサイトは過去に、自社ツールの利用方法を対面式で指導していました。
しかしオフラインによる指導では、場所や時間による制約があります。
ウェビナーを活用したことで、遠方の顧客や営業時間内に来れなかった顧客へもアプローチできるようになりました。
さらにアンケート機能、Q&A機能などを用いることで、顧客と双方向のコミュニケーションにも成功しました。
結果的に、顧客満足度の向上を実現できました。
4.スタッフ教育が容易になった飲食業界
飲食業界では、アルバイトも含めると多くのスタッフが在籍しており、全員に情報を落とし込むことが困難でした。
各々のスケジュール調整を考慮して、研修を行うことは容易ではありません。
ウェビナーを導入することで、スタッフ教育に関する動画を簡単に共有可能になりました。
情報共有の容易さと高い検索性により、スタッフ教育がスムーズに行えるようになった事例です。
自社の目的からウェビナーツールを比較検討しよう!
自社の目的からウェビナーツールを比較検討しましょう。
「ウェビナーを開催しよう!」と思った理由があるはずです。
目的を分析し明確化することで、自社に必要なウェビナーツールがわかります。
ウェビナーを開催する目的はさまざまです。
●製品・サービスの認知や販売
●セミナー・講義
●カスタマーサポート
●eラーニング
自社が開催したいウェビナーが実現できるツールを選定してください。
専門知識ゼロからでも開催できる
ウェビナーは専門知識ゼロからでも開催できます。
本記事を最後まで読んでも、以下のように感じている人もいるかもしれません。
なんだかやっぱり難しそうだな…
効果的なウェビナーをとことん追求したい!
在宅でオンラインセミナーを発信したい!
1つでも該当する方は、当社のウェビナーサポートサービスを検討してみてください。
次章で詳しく解説します。
ウェビナーサポート3つの強み
ウェビナーサポートの強みは、以下の3つです。
1.ウェビナー開催のノウハウをレクチャー
2.在宅や遠方の拠点からの配信もサポート
3.配信時のオペレーションもフルサポート
配信代行ではなく、自社運営できるまでサポートしてくれます。
ウェビナーは定期的に開催すると効果的なので、自社で運営できるようになれば、今後の企業利益に繋がりやすくなります。
オフラインで直接サポートを受けられない遠方の人や海外在住の人に対しても、オンライン上でサポート可能です。
配信環境の確認や設定、用意しておくべき機材も紹介してくれます。
配信当日もサポートによって、安心してウェビナー進行に集中できます。
資料の共有、動画やBGMの再生、投票機能の設定・実行などをウェビナーサポートスタッフが行ってくれます。
自社完結でのウェビナー開催が難しい場合は、ぜひウェビナーサポートサービスをご検討ください。
ウェビナーサポート