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kintoneの運用ポイント。ラジオボタンとドロップダウンの違いと使い分け。

ラジオボタンとドロップダウン

ラジオボタン

ドロップダウン

ラジオボタンとドロップダウンは機能がよく似ています。
どんな時にどちらを使えばよいのでしょうか。
共通点と相違点から考えてみましょう。

共通点

・択一式
どちらのフィールドも複数(1つでも可)の選択肢の中から一つを選択します。
2つ以上を選択することはできません。

・値の入力が不要
ひとつめの「択一式」と似ていますが、設定した値から選択させるので、利用者が端末を操作して入力する必要がありません。
テキストフィールドに比べて、表記揺れや想定しない回答を防ぐことができるので、集計時やデータ再利用時の想定がしやすくなります。
逆に例外への対応が難しいので、「その他」や「該当なし」といった選択肢を用意しておくと親切なアプリとなる場合があります。

・自動計算には使えない
値は文字列として処理されるため、選択肢に「8」「10」と設定しても、消費税を計算させるような自動計算に利用することはできません。

相違点

・一覧性の有無
ラジオボタンは選択肢が画面内に並びます。特段の操作をすることなく選択肢として何があるのか確認できます。
ドロップダウンはフィールドをドロップ(?)してみるまで選択肢に何があるのかわかりません。

・選ばない、という選択肢がないラジオボタン。選ばないことができるドロップダウン
ラジオボタンは選択肢のどれか一つを選ばなくてはなりません。また、デフォルトで選択されている選択肢を「初期値」として指定する必要があります。
対してドロップダウンにはデフォルトで「–––––」という選択肢が用意されています。「–––––」のままレコードを登録することも可能です。ラジオボタンと同様に「–––––」を含め初期値を指定することができます。
このようにラジオボタンは「何も選択しない」ことは出来ませんが、ドロップダウンは「–––––」を選択することで「何も選ばない」ことが可能です。
ただし、ドロップダウンも「必須項目にする」と、「–––––」のままではレコードの登録ができなくなります。

運用面での違い

運用面で違いがあるのか検証してみます。
csvで出力したときに、値がどう格納されているのか確かめてみます。

csv出力

どちらも選択肢の文字列がそのまま格納されています。
エクセルで集計するような場合でも、別のシステムやツールに読み込む場合でも特段注意が必要な点や、取り扱いに差は発生しなさそうです。

でどっちがいいの?

基本的な機能はほぼ同じです。相違点から一覧性の高さを選ぶのか、表示のコンパクトさを選ぶのかで選んでしまって問題なさそうです。
アンケートフォームとして使用する際に、デフォルトで設定した選択肢が結果を左右しないようにしたい場合は、必須設定したドロップダウンでしか難しそうです。(カスタマイズを考えない場合。)

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