kintone有効活用。「計算」フィールドの有効活用。
「計算」フィールド活用できていますか?
文字列を連結したり、小計を出したり、kintoneには「計算」という非常に便利な機能があります。
JavaScriptでのカスタマイズとは違い、ファイルの管理やアップロードの手間もありません。
何よりkintone自体の仕様変更を気にする必要がないため、メンテナンスの必要がありません。
今回はライトに自動計算の活用方法をご紹介します。
単価と数量から小計を計算する。
数値フィールドを2つ設置し、それぞれ「単価」「数量」とします。
計算フィールドを設置し、計算式を入力します。
単価*数量
単純に単価と数量から小計を計算します。最も初歩的な計算フィールドの使い方になります。
単価と数量を入力すると自動的に計算されます。
まとめ買いで割引する自動計算。
少し複雑に、10個買ったら1個分おまけする計算式に変えてみましょう。
単価*数量-(単価*ROUNDDOWN(数量/10,0))
これで10個単位で1個分ずつ割引する式ができました。
計算式の中では関数を使うことができます。
今回は指定した桁で切り捨てを行う「ROUNDDOWN」という関数を使っています。
ROUNDDOWN(数値,桁数)という書式で、「数値」を「桁数」で切り捨てを行います。
桁数は0を指定すると小数点第1位で、1を指定すると小数点第2位で、-1を指定すると1の位で切り捨てを行います。
10で除算を行い、小数点第1位で切り捨てることで、10個の単位がいくつあるかが判明します。
10個目で1個分割引されました。
割引額を別に集計できるようにする。
これで必要な金額を出すことができるようになりましたが、あとで割引しなかった場合の金額や割引額を知りたくなった時に不便です。
割引額を集計できるように修正しましょう。
割引額を計算する計算フィールドを追加します。割引額の計算式は以下の通りです。
単価*(ROUNDDOWN(数量/10,0))
小計の計算式は「単価*数量」に戻します。合計の計算式は「小計-割引額」です。
割引前の金額、割引額、割引後の金額がそれぞれ計算されました。
割引しない場合を考える。
関係性やタイミングによって割引をしない場合があるかもしれません。
割引する、しないのラジオボタンを追加します。
割引額の計算式にIF関数を追加します。
IF(割引=”なし”,0,単価*(ROUNDDOWN(数量/10,0)))
IF関数の書式はIF(条件,条件が真の場合,偽の場合)となります。
割引のラジオボタンが「なし」の場合は「0」、そうでなければ「単価*(ROUNDDOWN(数量/10,0))」を返します。
割引額が0になりました。
今回は「計算」の使い方を簡単にご説明しました。
関数を組み合わせることで複雑な計算も可能ですので是非応用方法を考えてみてください。
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