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kintoneで実施する入力制限、フィールドの無効化とその活用

kintone SI

フィールドの無効化方法と活用

kintoneを使用していてこんな感想を抱いたことはありませんか?
「このフィールドの値を入力・変更させたくないな」
基本、変化しない数値だが完全に変えられないのは困る・・・・・・
簡単に変更を出来ないようステップを設けたい・・・・・・
例えば「原価率の目安割合」などが考えられると思います。
頻繁に変更するものではありませんが、絶対変わらないとは言い切れない、といった物になるのではないかと思います。
こんなとき、初期値を設定しておいて変更はできないが、しかるべきタイミングで担当者が変える、
というフローにできると誤変更を防ぎ、安心した運用フローになります。
今回、そんなフィールドの無効化とその活用方を解説していきます。

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フィールドの無効化

フィールドの無効化

実はフィールドの無効化自体は非常に簡単で、javascriptを1文書くだけです。
次のようなコードになります。
「フィールドコード」の部分には無効化したいフィールドのフィールドコードを設定してください。

event.record.フィールドコード.disabled = true;

これで該当のフィールドの編集ができなくなります。
セットする値をtrueにすると該当フィールドが無効になり、
セットする値をfalseにすると該当フィールドが有効になります。
設定自体は簡単ですが、これだけですとただ単に誰にも編集できないフィールドできてしまいます。
ではどういった処理を追加すれば先に挙げた運用フローを実現できるのでしょうか。

フィールド無効化の使い方

値を変更するのに”明示的な操作をさせる”ということで、チェックボックスを用意し、
このチェックボックスのチェックをオンにすると無効化が解除される、という処理を入れてみます。

– + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + –
  if (event.record.基準値の編集.value.indexOf(‘編集する’) != 0) {
    event.record.基準値.disabled = true;
  } else {
    event.record.基準値.disabled = false;
  };
– + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + –

この処理をチェックボックスのchangeイベントに仕込みます。
これにより、値を変更するにはチェックボックスの操作が必要になり、作業者の意図しない値の変更を防ぐことができます。

さらに応用編として、ラジオボタンの状態に応じて編集可能な文字列フィールドを変える、といった制限も可能になります。

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フィールドの無効化を利用したカスタマイズをご紹介しました。
javascriptの知識が前提となりますが、kintoneのカスタマイズの可能性を感じていただけたかと思います。

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